la miaのOkadaです。
突然ですが、
これまでにスタッズを打ったセッテピエゲを見たことがありますか。
おそらく答えはNOだと思います。
それが、なぜか。
そして、どうやってla miaはスタッズセッテピエゲを完成させたのか。
それを今回はお話ししたいと思います。
まず、セッテピエゲのふわりとした質感を
表現できる生地は、
ほとんどがシルクかウールです。
そしてネクタイ用の柔らかい生地は
スタッズ(鋲)を打ち付ける想定で織られていないため、
スタッズを打つと99%の生地が糸つれを起こします。
糸つれを起こさないことを最優先に生地を探すと、
帆布のような厚手で硬く、
およそネクタイにはできないようなものになります。
糸つれを起こさない密度と、
セッテピエゲとして成立するしなやかさを
両立する生地を探すために、
日本中から黒のシルク生地を集め、
指紋が消えそうになるくらい1枚ずつ触って確かめました。
そして、たった1枚だけ両立する生地を見つけました。
海外のトップメゾンから絶大な信頼を集める
ある織元さんが織る最高峰の生地でした。
(鼻血が出るような美しさと、血の気が引くような金額でした。笑)
その生地に、200箇所以上スタッズを手作業で取り付けます。
一つずつ生地に貫通させていくので、
一つでもずれたら生地に穴が開き、
そこで終わりです。
スタッズの形状にもこだわりました。
ネクタイとして巻いた際に邪魔にならないサイズにするため、
イタリアに別注でオーダーをかけ作ってもらいました。
日本国内では私たちしか持っていない(はず)です。
そしてスタッズを打ち付けたシルク生地を
holyがセッテピエゲに縫い上げていきます。
20年以上の経験がある職人さんでも
1日に2本しか縫えないと言われる
とても技術を要する縫製です。
「時間をかけて丁寧にやれば綺麗にできる」が
holyの仕事への姿勢です。
大手メーカーのように大量生産はできませんが、
大手メーカーが作れないものを
私たちは作っています。
世界的な原材料の高騰により、
最高峰のシルク生地は、
いよいよ背伸びをしても
手が出せない金額になってしまいました。
現在の88,000円で販売できるのは、
今、仕立て上がっている数本までになるかもしれません。
手前味噌ですが、とびきり格好いいネクタイです。
ブラックのスーツに合わせても当然いいですし、
無印さんのオックスフォードシャツにゆるく巻いて、
ダメージデニムでカジュアルダウンもおすすめです。
表参道アトリエでご覧いただけます。
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ぜひご検討ください。
カッコイイです(◍>◡<◍)☆
気になります!!!